千葉市から調査の進め方の提示(1/2)
そもそも、千葉市が「バクチ場」の設置をしようとしたのは「幕張新都心カジノ 熊谷千葉市長のマニュフェストと報告書」にすでに書いています。
まず市側から「考え方」の提示があります。
「幕張新都心におけるIR(統合リゾート)導入可能性調査業務委託における本市の考え方について」(H260605)
6月16日の調査会社との会議の前に送った文書と思われます。(6月5日)
注目すべきは以下です。
導入を前提としたものではありませんのでゼロベースでの検討をお願いします。(幕張新都心への導入は難しいという結論もあり得ると考えてます)
最終的に報告書ではどう判断したかは書かれていません。
最後に「仕様書」の文言が出てきます。これは不明です。多分「入札」時に市側が出した「仕様書」と思われます。本来は決定的な影響をあたえます。
2014年6月16日会議議事録 (調査会社が作成と思われる)
千葉市からの要求が書かれてます。注目すべきは以下です。
IR施設を実際に建設する用地について
市としてIR施設用地として想定している場所があるわけではない。新聞に出たような海上に IRを作ることはコストがかかりすぎるのでありえない。あるとすれば、幕張メッセの用地か もしくは幕張海浜公園の一部を使うとかが考えられる。
最近、千葉県が、幕張メッセの駐車場用地やその付近の県所有地の有効活用に関する調査を委託すると聞いている。幕張のイオンタウンができたので、メッセの駐車場用地は他に転用できるのではないかという考えが背景にあって始められたものと推測される。
ずいぶん無責任です。市が県と話し合うべきでした。調査会社が決められる分けないし、こんなこと言われてもどうしようもない。
一方、千葉市IR議員連盟の要望書には次のようにあります。
IR誘致にあたっては、千葉県と連帯を密にしながら取り組むこと。
よほど、千葉県とは話をしたくないようです。
引き続き、千葉市からの要求です。
大阪や沖縄をはじめ、IR施設を設立したいという地域が日本全体に多くあり、先行する中、それらと比較して、交通やインフラなど、幕張の競争力がどのくらいあるのかを把握して幕張の持つ可能性を見極めたい。
最終的に他と比較をして反映はされていません。
「千葉県調査報告書の検証 精密と粗雑(根拠不明)が混在 情報公開で本編を入手」にあるように千葉県は平成24年(2012年)3月に調査してます。「概要版」は2014年中はインターネットで公表されていたはずです。
*議事録の個人名の内、市職員の氏名は編集者の判断で削除しました。委託会社の個人名は情報公開時に市側が黒塗りしてます。
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