幕張新都心カジノ 市長,誘致姿勢の変遷 2019年7月

 2017.5.31 大幅に書き替えました。

 熊谷千葉市長の幕張新都心幕張新都心カジノ誘致に関する発言等を検証します。
「幕張メッセはIR推進法のIRになり得るか」と重複する部分もあります。

 微妙に変えてるように見受けられます。
 3期目2017.5の3市長選挙のための変化で無いかと編集者は考えてます。

 時系列で、編集者が収集した情報を紹介します。又、見つけたら随時追加します。
 報道された記事は報道機関の思惑や記者の判断で正確に表現されているとは限りませんので念のためご承知下さい。

▼目次

  1. 2013.5 2期目マニフェスト
  2. 2014.7 幕張新都心 MICE・IRを考える会の講演
  3. 2015.1.18 IR導入可能性調査  第1回市民報告会
  4. 2015.7.6 カジノIRジャパン
  5. 2016.12.13 千葉市議会で桜井崇氏の質問と答弁
  6. 2016.12.16 東京新聞が市長の発言として報道
  7. 2016.12.16 千葉の未来
  8. 2017.1~3. 市長への手紙 
  9. 2017.5 3期目マニフェスト
  10. 2017.5.18 市長選候補者の討論会
  11. 2019.6.6「民間事業者による統合型リゾート事業の提案概要」

2013.5 2期目マニフェスト

 
まず、2期目(2013.5)「千葉市長のマニフェストとIR,MICE」から。

MICE戦略の更なる推進、IRMICE戦略の更なる推進、IR(統合型リゾート)の可能性と課題について研究を進め、幕張新都心のアーバンリゾートとしての魅力を高める。

赤字部分はその後削除されました。

 これでは、現在あるMICE(幕張メッセ)を推進し、後でIRを導入することになります。IRはMICEを含みます。
 幕張新都心IR = 幕張メッセ(MICE) + カジノ
と考えてるようです。
 「IR、カジノとは」を参考にして下さい。

参考までにIR推進法案は2013年6月衆議院に議員立法として国会に始めて上程されました。

特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案 (衆議院HPにリンクします)

第二条 この法律において「特定複合観光施設」とは、カジノ施設(別に法律で定めるところにより第十一条のカジノ管理委員会の許可を受けた民間事業者により特定複合観光施設区域において設置され、及び運営されるものに限る。以下同じ。)及び会議場施設、レクリエーション施設、展示施設、宿泊施設その他の観光の振興に寄与すると認められる施設が一体となっている施設であって、民間事業者が設置及び運営をするものをいう。

 2016.12に成立した推進法とこの部分はかわりません。
 現在ある幕張メッセ、民間のホテルに「カジノやその他の観光の振興に寄与」を追加してもダメになります。「カジノやその他の観光の振興に寄与」だけではほとんどこれもダメでしょう。幕張メッセ、民間のホテルを民間事業者に売る、方法もあるかもしれませんが、これも厳しいでしょう。
 そもそも、スタート時点で間違っていたことになります。
 

2014.7 幕張新都心 MICE・IRを考える会の講演

 
幕張新都心 MICE・IRを考える会の講演

 この講演は間違が満載(?)です。しかし、編集者は熊谷市長はカジノをどう捉えたいたかの原点で重要と考えてます。

2013年度、千葉市としては「幕張新都心室」を新設し、今年度の予算でIRの導入可能性調査を行っています。
当然千葉県内では初めての予算化になります。
重要なポイントは、県でも同様の予算をつけて調査を行うということです。

       中略
2014年7月現在の状況です。

 しかし、千葉県は平成24年(2012年)3月に報告書を作成済みです。
詳細は幕張新都心カジノ 市長、県の報告書を2年間もを知らないで講演

 メガフロート案も大きな構想としては面白い。ただ、残念ながら日本の場合、これの構築には20年くらいはかかると思いますね。
 実現すれば最高ですが、漁業権の兼ね合いなどもあり、極めて困難かなと思います。

 「メガフロートでカジノを設置」は講演の主催者団体が構想してます。

 日本財団図書館によれば、幕張新都心の沖には漁業権は設定されてません。しかし、「東京湾の環境のあるべき姿」にはなってます。

平成13年12月に都市再生プロジェクトの「海の再生」として決定された決定された国土交通省の重点施策である「東京湾蘇生プロジェクト」、平成14年3月に関東地方整備局および都県政令市等によりとりまとめられた「関東地方長期ビジョン」、首都圏港湾連携推進協議会の議論を経て策定された「首都圏港湾の基本構想」など、国と自治体が連携して東京湾の再生に取り組む体制が整備された。

 このような動きを背景として、関東地方整備局では首都圏港湾連携推進協議会での議論を踏まえて、平成14年12月に「東京湾環境計画」をとりまとめて公表した。

 この計画は、長期的な目標年次を2020年と設定し、「かつての東京湾のように、生き物が豊かで、人々が身近にふれあえる海を、将来世代にわたって創出する」ことを基本理念として、東京湾の環境のあるべき姿を「多様な生き物を育む東京湾」「身近で安全で快適な東京湾」「開発や利用等による環境負荷の少ない東京湾」と定めている。
平成13年12月に都市再生プロジェクトの「海の再生」として決定された決定された国土交通省の重点施策である「東京湾蘇生プロジェクト」、平成14年3月に関東地方整備局および都県政令市等によりとりまとめられた「関東地方長期ビジョン」、首都圏港湾連携推進協議会の議論を経て策定された「首都圏港湾の基本構想」など、国と自治体が連携して東京湾の再生に取り組む体制が整備された。

 これは「法律」ではないでしょう。カジノのための「メガフロート」は認可されるかは今後の議論になるでしょう。

シンガポール視察で感じたこと、組むべきパートナーとは?

一昨年、シンガポールに視察に行きました。

経済環境、都市環境は全然違いますし、マリーナベイサンズのようなものを日本で作れるのか、作るべきなのかは別として、導入への取り組み方、考え方という意味では、シンガポールは非常に参考になると思います。

一部の外資のビジネスモデルはすべて独占で、更地に対してカジノ、ホテル、コンベンション、ショッピングセンター…、すべてを作って全部トータルで儲かる仕組みです。サンズがきてくれれば有り難いですが、幕張新都心のようにカジノと他に少し作れば良いという環境では、彼らにしてみればちっぽけなビジネスになってしまう。うま味はあまりないでしょうね。

 カジノ事業者はたくさんいますから、パートナーは考えていかなければいけないと思います。

具体的に業者の候補を決めてはいませんが、勝ちうる提案をしてくれるところと組みたいと思います。

 これから、「幕張新都心のようにカジノと他に少し作れば良いという」では推進法案を知らなかった(読んでない)と窺えます。「具体的に業者の候補を決めてはいませんが、勝ちうる提案をしてくれるところと組みたいと思います。」

 からこの時点ではやる気満々だったのでしょう。2016.12.16日時点では「中間派」だそうです。
 その後「中立」です。前述の通り、この講演の1年前には推進法案が国会に上程されてます。

 尚、カジノ業者はカジノ以外は儲からないからやりたく無いのが本音です。IRとしてやらないと認可されないので、「ビジネスモデルはすべて独占」はあたりまえで全く分かってない。 
「幕張新都心のようにカジノと他に少し作れば良いという」のは大歓迎です。

 ここで、市長が考えていたのは
 幕張新都心IR = 幕張メッセ(MICE) +[カジノ+ α]
 と確定します。
 

2015.1.18 IR導入可能性調査  第1回市民報告会

 市長の発言ではありませんが、重要なので紹介します。
 まず、 「幕張新都心におけるIR(統合型リゾート)導入可能性調査」書そのものを検証します。
 既存施設活用型(「カジノ+ホテル」)の問題点として92ページに以下があります。

IR推進法案における「一体」の範囲の整理

 「一体」の表現は前述のように推進法案の第二条にあります。「既存施設活用型」は
 幕張新都心IR = 幕張メッセ(MICE) +[カジノ+ α]
と同等です。
「一体」は矮小化した表現です。本来は
 「施設が一体となっている施設であって、民間事業者が設置及び運営をするものをいう。」

 報告会では「一体」のみで説明してます。

 少なくても担当部署ではIR法案の第二条は認識してました。市長と認識を共用して無かった。”「既存施設活用型」自体不可”
です。共有してなかったことは次で明らかになります。
 

2015.7.6 カジノIRジャパン

 
「カジノIRジャパン」市長講演
リンク先の記事は削除されてます。

「MICEの延長線上にIRが入ってくる」
・・・・
そのうえで熊谷市長は「IRについてしっかりとした市民の合意を積み重ね、実態を正しく理解していく」ことが重要と位置づけ、行政として論理的なデータ・事実を提供していく意向を示したうえで、「今後とも一緒に議論を深めていきたい」と話した。

「MICEの延長線上にIRが入ってくる」は、幕張メッセ(MICE)を充実させればカジノを追加できるの意味です。

この時点でも推進法案の第二条を読んでないのは明らかです。

2016.12.13 千葉市議会で桜井崇氏の質問と答弁

千葉市議会で桜井崇氏の質問と答弁。(要旨)
桜井崇氏の質問 IRをやるのかやらないのか市長みずから答えください。
市長      IRはMICEを推進するための1つの選択
平成28年第4回定例会12月13日 本会議 一般質問
から関連部分の音声のみ抽出

 「バクチ場からのテラ銭」で市政を考えるのは「外道」の発想。目を覚ませ。
 市長は歴史好きらしいのでこの表現に違和感はないでしょう。
 この時点で微妙に変えた。

2016.12.16 東京新聞が市長の発言として報道

2016.12.15 推進法成立

東京新聞が市長の発言として報道
東京新聞 千葉中央版 朝刊 2016.12.16
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 通常「依存症」に関して言う物です。
 注 編集者の発言も記載されてます。

2016.12.16 千葉の未来

主催:一般財団法人 千葉の未来  場所 ホテルグリーンタワー幕張
パネルディスカッションでの発言(一部)
・推進派が多いのであえて中間派として発言する。中間派はどちらからも怒られる。
・新幕張は日本で始めてのMICE、在職7年間推進に取り組んできた。
・IRを導入するには国の法律、市民の理解や検討すべき問題が多い。

 そもそも、国が定めたものを、不十分だからやらないとするものだろうか。推進派は国が定めたのものだから大丈夫とするのが役人(行政)の考え方。問題が生じても、国、地方だれも責任をとらないがこの国の習性です。原発はいい例です。カジノが破綻すれば、IR全体が廃墟になる。付けは結局国民(市民)が負う。

2017.1~3. 市長への手紙

 市長への手紙制度で推進法の第二条問題を聞いてます。

                 要旨

問い
幕張新都心IR = 幕張メッセ(MICE) +[カジノ+ α]
では、推進法の第二条(定義)の「施設が一体となっている施設であって、民間事業者が設置及び運営をするものをいう。」に該当しないのではないか。

回答
具体的なことは全てIR実施法で見直しされると認識してる。

問い
「全て」の根拠は何か。

回答
IR推進法の第五条である。

問い
IR推進法の第五条は以下である。

第五条 政府は、次章の規定に基づき、特定複合観光施設区域の整備の推進を行うものとし、このために必要な措置を講ずるものとする。この場合において、必要となる法制上の措置については、この法律の施行後一年以内を目途として講じなければならない。

これからは、第二条(定義)まで及ばない。

暫く、押し問答の末 最終回答

IR推進法第5条をどう解釈して「具体的な事項はすべて」としたかについてですが、IR推進法第5条では、国は同法第二章の特定複合観光施設区域の整備の推進に関する基本的な事項に基づき、区域の整備の推進を行うものとし、このために必要な措置を講じるものとしております。

解説:赤字部分は「市長」が第5条を改ざんした所です。

 推進法案をいつ読んだかの問いに対しては、いつ読んだかは示せない、と回答してます。 

 詳細、その他の質問等は下記を見て下さい。

市長への手紙ー2017.1.16 市長からの返信追加
市長への手紙ー2017.2.1  市長からの返信追加
市長への手紙ー2017.2.24  市長からの返信追加
市長への手紙ー2017.3.17 市長からの返信追加

特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律

2017.5 3期目マニフェスト

現千葉熊谷市長の3期目のマニフェストのカジノに関連する部分は下記です。

3期目

統合型リゾート(IR)については、競輪等の既存公営ギャンブル等も含めた依存症の実態把握や対策検討を行った上で、国の動向を注視しながら慎重に検討を進める。

2期目は以下です。

MICE戦略の更なる推進、IRMICE戦略の更なる推進、IR(統合型リゾート)の可能性と課題について研究を進め、幕張新都心のアーバンリゾートとしての魅力を高める。

赤字部分はその後削除されてます。
様変わりです。
解説は下記にあります。
現千葉市長の3期目のマニフェスト カジノ誘致混迷を深める 2017.5

2017.5.18 市長選候補者の討論会

 2017.5.18 インターネットの生中継で千葉市長選(2017.5.28)の両候補の討論会がありました。
(熊谷氏の当選です)この時の、熊谷市長のIRに関する発言の内3つ取りあげます。
・誘致はしてない、民間が誘致の動きをしてるのは事実である。
・カジノの効果、リスクをコントロールできるのか慎重に見極める。
・賛成派の集まりにでる時も「いつも中立」と言ってる。

編集者の見解
・誘致はしてない、民間が誘致の動きをしてるのは事実である。
 市長は「誘致」をどういう意味で使用してるか不明です。
  2期目のマニフェスト
   MICE戦略の更なる推進、IRMICE戦略の更なる推進、IR(統合型リゾート)
   の可能性と課題について研究を進め、幕張新都心のアーバンリゾートとして
   の魅力を高める。

  (赤字部分はその後削除)

  2014.7 幕張新都心 MICE・IRを考える会の講演
   a.メガフロート案も大きな構想としては面白い。ただ、残念ながら日本の
    場合、これの構築には20年くらいはかかると思いす。実現すれば最高です
    が
、漁業権の兼ね合いなどもあり、極めて困難かなと思います。
   b.具体的に業者の候補を決めてはいませんが、勝ちうる提案をしてくれると
    ころと組みたいと思いますね。

  2015.1.18 IR導入可能性調査  第1回市民報告会 

  2015.7.6 カジノIRジャパン 
   MICEの延長線上にIRが入ってくる

  3期目のマニフェスト
   統合型リゾート(IR)については、競輪等の既存公営ギャンブル等も含めた
   依存症の実態把握や対策検討を行った上で、国の動向を注視しながら
   慎重に検討を進める。

  要は、民間ほどには活動してないとする「選挙用の言い訳」でしょう。この民
 間の会合に行って積極的に広報しています。後に「中間派」とか言ってます。

・カジノの効果、リスクをコントロールできるのか慎重に見極める。
  何を今更いってるのか。カジノの効果、リスクはいくらでも議論されてる。反
 対派は海外事例も参考にし、効果は無いしリスクコントロールはできないとして
 る。
  編集者は推進派から納得できる意見は聞いたことはない。
  市長の勉強不足から始まったことです。

・賛成派の集まりにでる時も「いつも中立」と言ってる。
 選挙用の発言でしょう。「中間派」と「中立」の違いを説明して欲しい。
 「賛成派」の集まりにはいくが、編集者が市民集会をやるので来てくれと頼ん
 だら「明確に拒否」しました。
 市長への手紙ー2017.2.24  市長からの返信追加

選挙ともなれば、トランプを持ち出すまでもなく「何でもありの世界」

2019.6.6 「民間事業者による統合型リゾート事業の提案概要」

「民間事業者による統合型リゾート事業の提案概要」
「カジノIRジャパン」
「これまで、我々は民間から具体的な提案が出ない限り、前に進めないスタンスであった」
「今回、具体的な提案が出てきた。真摯に、受け止め研究検討をしっかりしていく」
「検討レベルを一段階上げて、しっかり対応。ただし、民間提案は、誘致是非の判断に影響しない」

編集者の見解
積極から中間派にそしてまた積極に戻したに過ぎない。

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