IRの整備計画の認定申請が22.4.28締め切られました。

千葉市は申請しませんでした。
どこが認定されるかを見極めるまで当サイトは継続します。

IRの整備計画の認定申請された内容22.4.28 

大阪市が認定されました 23.4.14

カジノ 来月に基本方針案 & 千葉市、横浜市誘致 2019.8

カジノ基本方針案の発表に関する記事が2019.8.24に報道されました。朝日新聞デジタルから冒頭部分を引用します。

政府はカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業に向けた準備を本格化させる。基本方針案を9月に公表し、パブリックコメント(意見公募)にかける。秋の臨時国会には規制・監督機関の「カジノ管理委員会」の委員長らの人事案を提出する方針。22日には横浜市がIR誘致に名乗りをあげ、誘致競争も激しくなってきた。

基本方針とはなにかは日本経済新聞から一部を引用します。

カジノ管理委はIR実施法の規定により、20年1月26日までに設置する必要がある。政府内では当初、先の通常国会に人事案を提出し、今年7月に立ち上げる案もあった。参院選への影響を考慮し見送った経緯がある。
カジノ管理委は事業の健全な運営を保つための監督機関だ。事業者の財務体質を調査するほか、ギャンブル依存症やマネーロンダリング(資金洗浄)の対策を担う。ゲームの種類を定め、事業のルールが守られているかを確認する役割もある。
IR整備の意義や目標、事業者の選定基準などを定める基本方針案も秋以降に公表し、一般から意見を募る。認定の公正性を確保するための基準や、カジノ施設の有害な影響を排除する規則を盛り込む。実施法の規定で、20年7月までに策定する。
自治体は基本方針を踏まえて事業者の公募と選定に取りかかる。その後、事業者と共に整備計画を作り、国に申請する。申請期間は20年に政令で定める。国は20年にも全国で最大3カ所を認定し、施設の整備が始まる。開業は20年代半ばと見込まれている。
誘致を目指す自治体からは早期のカジノ管理委の設置と基本方針案の公表を求める声が上がっている。最大で3枠の獲得競争に向け、一部では国の制度設計に先立ち、誘致の準備を進める自治体も出ている。

以上から「基本方針案」が出て「一般から意見を募り」「基本方針」が決まって「カジノ管理委の設置」されてからでないと自治体はカジノを誘致するかの判断はできないことになります。そしてそれは2020.7までに策定する。(その後2020.1末になりました。)特に「カジノ管理委員会」が具体的に何をするのかは今後決定的に重要になります。。
「基本方針案」にはカジノからの税収の根拠となる試算表も求められのでないかと編集者は考えてます。

こうした、動き以前に実施法はスカスカの法律で重要な項目は「政令」で定めるとなってます。その政令はこちらにあります。
主な内容はしんぶん赤旗電子版から引用します。

・宿泊施設の床面積は国内に前例がない10万平方メートル以上。スイートなど高級客室の割合も考慮求める
・「最大の会議室の収容人数が6000人以上、展示場の床面積は2万平方メートル以上」など巨大規模の施設併設を義務付け
・カジノの面積は「施設全体の床面積の3%」とするだけで、絶対値による規制はなし
・現金取引の報告義務は100万円以上から。マネーロンダリング対策にならず
・カジノ広告は施設内のほか空港、港湾の国際線ターミナルで許容

これらも誘致可否には重要な要素です。

横浜市がいち早く「誘致」に名乗りをあげて話題になってます。横浜市長は年間約1200億円の税収が見込まれると言ってます。しかし、この数値は約1年前(2018.8)に横浜市が「カジノ業者」に情報提供をもとめた結果からの推定と思われます。「基本方針」に基づいてない推計です。エイヤと決めたのでしょう。最も「基本方針」基づいて多少は正確になっても、最終的にカジノはやってみないことにはわかりません。「カジノ開業」自体バクチです。

千葉市も横浜市に負けずと(?)1年後(2019.8)に情報提供を求めてます。横浜市からのパクリですね。
8月22日の締め切りまでに千葉市内外の業者から複数の業者からあったらしいです。(朝日新聞 千葉首都圏版 2019.8.23 ....千葉市長の定例会見)千葉市にカジノ業者とかはいますかね。

2019.8.27に登録業者数の報道がありました。産経新聞から引用します。

IR情報提供に19事業者が登録 千葉市
8/27(火) 18:10配信

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非を判断するため、民間事業者からの情報提供を募っていた千葉市は27日、19の民間事業者が情報提供のための登録を行ったと発表した。

10月15~28日に立地場所や事業規模などの情報を提示してもらった上で、11月以降に個別ヒアリングを行い、年度内に報告書を取りまとめる。

登録は今月8~22日に行い、市内2、市外17の計19事業者が登録した。事業の構想や経済効果のほか、ギャンブル依存症対策や反社会的勢力排除のための取り組みについても回答を求める。

横浜市のカジノ誘致 追加
横浜市のカジノ誘致反対集会に2018.夏に参加しました。

横浜市長は市民の反対もものとせず強行派で知られてました。2017年の市長選では、カジノ反対の1点で対抗馬が出現し「白紙」にしました。しかし、対立候補がもう一人現れ反対票が分散し、市長側には当時の民主党の女性国会議員(複数)が応援する等で再選されたと記憶してます。
「カジノ誘致反対」の団体はもちろん「白紙」には騙されず反対運動を続けていました。
反対集会では今話題の「ハマのドン」横浜港運協会の藤木幸夫会長(89)の動向もお聞きしました。「ハマのドン」は山下ふ頭に倉庫をもっていて再開発の取り壊しに対抗して「立て籠もる」と言ってるとお聞きしました。成田闘争か?

しかし、反対派は強制収用もあり得ると心配してました。カジノ建設で「強制収用」はできるかは疑問です。成田空港内に農地みたいにIR内に倉庫があるとかはありえます。一方、山下ふ頭の土地の98%は横浜市の所有との報道もあります。そうなると「強制執行」になります。

「山下ふ頭はわれわれの聖地。ばくち場にしない」は当サイトのテーマと一致するので応援します。「IR=バクチ場」はIRの本質です。IRは何とかはカモフラージュ(めくらませ)です。

また「オレは(反対派の)最後の一人になっても、命を張っても反対する」とも言ってます。89才迫力があります。
編集者はまだ75才です。座右の銘とします。